LDと診断された子どもと家族の選択


近所に住む従兄弟の子どもは、学習障害(LD)と診断されています。発達障害の中でも、自閉症スペクトラム(ASD)やADHD(注意欠如・多動性障害)などと並ぶ特性の一つで、特に「読み書き」に困難があるのが特徴です。

幼稚園までは周囲の子どもたちと同じように見えていましたが、小学校に入って1年ほど経った頃、読み書きに極端な苦手さがあることがわかり、学習障害だと診断されました。

本人と接していると、会話は普通にできるし、内容の理解力も年齢相応です。ただ、ノートに文字を書く、教科書の文章を読むなど、視覚と言語が絡む学習だけがどうしても難しいのです。

現在は地元の公立小学校に通いながら、週に1回、児童発達支援センターに通所しています。
重度の支援が必要なわけではありませんが、小学校でついていけない部分を補うために、個別にフォローを受けています。

本人いわく、「センターの先生のほうが、学校の先生よりもわかりやすい」とのこと。
理由を聞くと、支援センターではABA(応用行動分析)という手法を取り入れているそうです。
子どもの行動を観察・分析し、どんな場面で困っているのかを理解したうえで、その子に合った伝え方・教え方を工夫しているのだとか。

勉強は苦手でも、運動神経が良く友だちも多い子です。学習の苦手を無理に克服しようとするより、好きなことや得意な分野に自信を持ち、それを伸ばしていくほうが、本人らしく生きていけるのではないかと思っています。

親戚一同が感じているのは、「この子が幸せに暮らせるなら、それが一番」というシンプルな願いです。
てらぴぁぽけっと三郷駅前教室


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です