私は長男・次男・長女の三人を育てていますが、その中でもいちばん心を悩ませたのが、次男の夜尿症でした。
5歳の時点で、夜尿症が続いている子どもはおよそ20%と言われていますよね。残念ながら次男は、その20%の側にいる子でした。
2〜3歳なら「まだ仕方ないかな」と思えます。
けれど、年長の5歳になっても毎晩のようにおねしょが続くと、「このまま小学校に上がって大丈夫だろうか」と不安になりませんか。
そのうえ、5歳を過ぎると本人がオムツを嫌がるようになり、「もう赤ちゃんじゃないもん!」と怒って泣くので、履かせるだけでもひと苦労でした。
それでもなんとかオムツをつけて寝かせると、今度は別の悩みが出てきます。
夜中におねしょをすると、オムツの中が冷たくなってしまい、次男が目を覚ましてしまうのです。布団が汚れないのは助かりますが、真夜中に起こされてオムツを替え、泣いている次男をなだめ直して、もう一度寝かしつける。
自分も眠くてふらふらの状態で、この対応をくり返すのは本当にきついと感じました。
精神的な負担も大きかったです。
結局、次男の夜尿症が落ち着いたのは10歳ごろ、小学3年生になったあたりでした。そこにたどり着くまでの数年間、「このまま改善しなかったらどうしよう」と、頭の片隅でいつも心配していました。
当時、小児科で相談しても「寝る前の水分を控えましょう」「しばらく経過を見ましょう」という、すでに試していた対策しか出てこないことも多かったです。
「それ以外に、家庭でできる工夫はないのかな」と、頼れる場所の少なさにがっかりしたことはありませんか。私もまさに同じ気持ちでした。
長男にはこうした悩みがなかったぶん、「どうして次男だけうまくいかないんだろう」と比べてしまい、自分を責めたり、先のことを悲観したりする夜もありました。
それでも、気がつけば小3のある日を境におねしょの回数が減り、気づいたらまったくしなくなっていたのです。今振り返ると、親がどれだけ焦っても、子ども自身のペースで体が追いついていく部分もたしかにあるのだと実感します。
もし今、あなたも「もう5歳なのに」「小学生なのに」と不安でいっぱいになっているとしたら、同じように長く夜尿症と付き合ってきた親がいることを、少し心の片隅に置いてみてもらえますか。